想ひ火

寺本祥生の世界

2018年10月のブログ記事

  • 四季の訪れと伴に

    秋が来たと喜むでいたら 肌寒さが気に掛かるような日々に瞬く間に捕まっている 冬の間近さが身に迫って来ているのだろう 世間でも冬支度が始まっており 今年の寒さが気に掛かるようだ 今日で十月も終わり明日からは十一月 こんなに早くから寒さが気になっていただろうか 何故か秋の期間がとても短いような気がする... 続きをみる

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  •  悔 い

       己が怠惰を足枷にして    日永一日一日 何をや思わむ    遠くは忘れ得ぬおまえの涙とや    近くは忘れ得ぬおまえの笑顔とや    今はもうおまえの何もかもが遠くの遠くに掠れ果て    今日と云う一日一日を日延べせむとも思われぬ    疾うの昔にわたしは終わり掠れ果てていた

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  • 想ひの馨り

         篠の目の幽き島の有り体は       今に成りても潮の馨りを運び来て

  •    海

       海が見たいとあなたは云う    でも海は近くはない        そして あなたが見たい海はもっと遠い処に拡がっている海    其処はわたしの知らない海    でもあなたは海が見たいと云う    幾度かは近くの海に連れて行き    二人で海辺で戯れた    わたしも海が見たかったから    ... 続きをみる

  • おもひび ( 想ひ火より )

         あなこひし       いたらざるおもひのかたよくひこう        ゆくさきとてわからず         みぎにひだりによたよたと          あてどなくさまようて           いったいどこへゆくのやら