想ひ火

寺本祥生の世界

2018年11月のブログ記事

  • 戯 言

         暮れゆく秋も重なりて       繰る師走の世知辛い表向き        我とて去る年に想ひこそ残さむと         手に縒りを掛けての時稼ぎ          、となれば年の功とて奇特と也

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  • 想ひ火より

       暫しの別れとの想ひこそ    其方との手を離し    今、此処に我は在る也    然れど其方の温もりが見当たらぬ    我は悲しみ、怒り、哀しみに狂い果て    多重のひとと成り    片や此処に我在り    此方に我在り    幾つもの我が在りて    然りとて我は我に有らず    其方の... 続きをみる

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  • 彩 模 様

           銀杏の木の纏う衣装が緑から黄へと代わる折、    道の両脇に横一列になって     多々な色模様の衣装を身に纏ったモデル達が      これみよがしに立ち並むでいたり    一処に群れとなった銀杏の彩る形容が     様々な彩りとなって眼を楽しませてくれている    もう暫くしたらど... 続きをみる

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  • どんぐりコロコロ

    団栗を拾ってきたら 奥さんが顔を描いてくれたよ わたしとあなただって 幾つも団栗があるのに 二人だけだったよ 僕達子供居るよね どうしたんだろう でも、わたしとあなた二人でいいよね、て 僕もそう思った 子供達は宝だけど 今この時は、二人だけのひととき 幾つも幾つも季節が巡り 幾つも幾つも年を経て ... 続きをみる

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