想ひ火

寺本祥生の世界

春を重ね合わせて

   花を重ね合わせて春を描いてみれば


   現れし華やぐ舞台に


   あなたの手を取り 二人の舞踏会


   くるくる 回り回る 花のワルツのお披露目会



   花の妖精さえも呼び出さむ程の想ひのままに


   時の流れも覚えずして


   気付けば陽の光とて 西に傾き消え入らむとする



   さあ、もうそろそろお開きにしましょうか


   踊り疲れた妖精も眠りつくでしょう


   踊り足らなさそうなあなたを前にして


   わたしも影が薄くなっている
 

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