想ひ火

寺本祥生の世界

九十九折


     夢路にあなたを迎ふるも


      当の苦しみ手に余し
       
       ひたすら過ぎ行く時を待ち望まむ



     時は過ぎ


      心の奥の奥の部屋に( あなたを )押し込めて


       ひと並みたらむと覚ゆるも幸ひ、と


        ひと為す故の言の葉に身を置かむとする



     ひとの性とての身に在りとせば


      想ひ為せるも遠くの遠くに引きにける


       夢に込めし想ひの涙かな




     
        

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