想ひ残し
限られた記憶の中で、
あなたとの関係性を発展させようとしている
でもそれは過去への埋没であり、
自己陶酔に陥ってしまい、
あなたの印象を固定化しようとするmasturbationに他ならない
セピア色のあなたがいる
わたしはカラーなのに
あなたを含めた回りの全てがセピア色になっている
否、あなたのセピア色が回りの世界をセピア色に染めている
わたし以外の世界がセピア色になっている
そして今、
わたしも又セピア色に侵されようとしている
手の指先から、足の爪先から
徐々にセピア色に染まっていく