風の子ルンルン
冬の匂ひのする風の子が
其処ら中を駈けずり回っていた
朝方、雨が止むで厚い雲が流され
青空が広がっていくなか
風の子等も騒ぎ始めていた
否、夜明け前の暗いうちから
風の子等の騒ぎは始まっていたのだろう
元気な冬の風の子等は
ひとの想ひなど眼中にある筈もなく
気儘に転げ回っているのだから
そんな子等の中にルンルンはいた
冬の匂ひのする風の子が
其処ら中を駈けずり回っていた
朝方、雨が止むで厚い雲が流され
青空が広がっていくなか
風の子等も騒ぎ始めていた
否、夜明け前の暗いうちから
風の子等の騒ぎは始まっていたのだろう
元気な冬の風の子等は
ひとの想ひなど眼中にある筈もなく
気儘に転げ回っているのだから
そんな子等の中にルンルンはいた