想ひ火

寺本祥生の世界

迎春


     新春を迎えて


   新春 新春と騒ぎ遊ぶ人々を尻目に
   一人 仕事仕事と脇目も振らず 仕事に勤しむ
   ああ 悲しきかなこの手と 倒錯しながらも
   世間は金を使え金を使えと踊り騒ぐ傍
   取り残された此の身の寂しさに浸りながら
   一人 秘かに安堵する



     懺悔


   来る春を待ち侘びた頃の懐かしさよと
   程好い寒さを覚えつつも
   嘆き悔み
   異常な気象の日々に気付くも打つ手なし
   亡び行く種族の哀れかな


×

非ログインユーザーとして返信する

あと 2000文字

※は必須項目です。