想ひ火

寺本祥生の世界

様子が違います

 暖冬と云う名ばかりの冬だと思いきや


  色々と趣向を凝らした冬のようで


   様々な思いの中に冬も在りて過ごす此の冬の日々


    春はもう来たのやら、もう少し先になるのやら

お月さん今晩は

 お空にお月さんが浮かんでる


 お空の天井から吊っているかのように浮かむでる


 あまり明るくはないけれど


 いやいや丁度いいくらいの明るさだ


 そんなお月さんの明かりに照らされて


 色んな蔭が浮かむでる


 お月さんとお話出来るかな

 呪い

 冬の雨は暖かい
 今年の冬は殊更に暖かい
 不吉 不吉
 用心するに越したことはない
 だからと言って特に何かをする訳でもなく
 日常を過ごしてしまっている
 昨日などは
 北は真冬
 南は真夏とは云わないけれど夏日だった


 




 


 


 世界中の至る所で戦争が起こり
 殺戮が繰り返されている
 殺人者は高笑いの中でのうのうと活き
 庶民を絶望へと追い込み
 世界中の為政者共は形だけを取り繕い
 己の地位に安住する事だけを考えている
 恐ろしや 恐ろしや