春雨の優しさに触れるも 濡れるは嫌と 余が差す傘に擦り寄る吾妹よ おまえの傘はどうしたと聞くも知らん振り 半身を濡らしての相合傘と也
2019年4月のブログ記事
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往く春を惜しむも心許にて 上辺飾りのなせる業 見様見真似の気配りと也
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千早振るわが妹の言の瀬に燃ゆる想ひに悔いも消ゆ
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来る春を待ち侘びて 通る春を抱き寄せて 往く春に縋り付く 春の陽炎 春の幻 春を掴み取ろうとしても捕まらず そんな春に追い縋るは虚しいと 春は遠くに望まむとする