亡 び
亡びゆく世界 亡びの始まり ひと族は未熟ながらも 光在る生き物と考えていたのだが 亡びの始まりを見た上では 光は見せかけで、本来は闇に住み着く住存在だったのだろう
パンジーとスギナ
庭のあちらこちらに、庭じゅうに 散らばった、いろとりどりな小さなパンジー達 おかげさまで、歩くのも一苦労 小さな可愛い花を踏みたくないので一苦労 小さすぎて雑草と見分けるのも一苦労 区別差別するのは嫌だけれど 地下で根を張り巡らすスギナ これだけはうちの庭からなんとか駆除したい ... 続きをみる
春の夜の花の酔
春の夜の揺めきを楽しもうと ひとり暗がりの中を歩くも 風立つざわめきに、気を取られ目を向ければ 暗がりに浮き立つ花の精の彩りが 纏わむとする緑の芽吹きの中に在る ようようと眺むるも、やはり花の精に在る さればこその夢成るかと、思いつつも ... 続きをみる
戦 争
ひとの世は恐ろしい あまりに増えすぎしまった為に 色んな弊害が起こっている ひとの幸せとは何だろう 之日常の片一方で ひとがひとを殺し憎しみが生まれている 殺す側のひとは殺戮だけを追求し 殺される側のひとは憎しみがどんどん大きく成っている 其の結果餓えと貧困が世界に充満し... 続きをみる