想ひ火

寺本祥生の世界

2022年3月のブログ記事

  •  桜

       桜、桜    桜咲く里に    朝日が射して    川面に上る    もやとて流れ    朝日は砕け    散りゆかむ      

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  • 桜咲く里

       桜が咲いている    桜が咲いている    あの山里にも桜が咲いていた    あなたが居なくなっても咲き続けるだろう    わたしが居なくなっても咲き続けるだろう    桜の木が失くなるまで咲き続けるだろう    何本も、何十本も、何百本も    あの山里には桜の花が咲いていた    

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  • 春がやって来た、戦争もやって来た。

     春は突然にやって来た。  春の兆しはあったものの気付かぬまま、  冬の寒さに身を晒していたのだろう。  そして突然、春らしさが周りに溢れている。  あまりの突然さに嬉しさもままならず、  戸惑うばかりで春を受け止めるのが精一杯。  とは云うものの、春は春。  カレンダーも三月の中旬なのだから、 ... 続きをみる

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  •  菜の花

    菜の花 菜の花が咲いている いっぱい咲いている 菜の花が好き 菜の花は食べるのも好き 一面に咲いた菜の花が造り出す世界 優しさに溢れる明るい黄色がいっぱいの世界 其の菜の花を支える若緑の茎と若葉もいっぱい 若くて柔らかそうな之も生命溢れる緑の世界 とても美味しそうな緑の世界 日本人はこんな菜の花を... 続きをみる

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  • 巡り巡りて

     今は未だ冬  冬は其の冷たさをズルズル引き摺って  何時までも牡丹雪のようにベタベタと  生命に纏わり付いてくる  もうすぐ春  春は陽の温もりに、まだ寒さを帯びる中  生命は芽吹き綻び花に散り  緑の世界に生命の想ひを託さむ  そして夏  夏は激しき熱情にて己をも焼き付くさむと  ジリジリと照... 続きをみる

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