想ひ火

寺本祥生の世界

 地球物語

 地球のど真ん中に位置するのは人類ではない
 地球そのものが生命体なのだ


 人類と比べるとあまりに大きな存在だ
 大きすぎて人類など無視していたのだろう、地球は


 人類は地球上の他の生物達の筆頭であると考え
 地球をも思い通りに出来ると考えてしまった


 地球は
 そんな人類が地表を犯し続け
 地球上の他の生物達に手出しする事を
 これ以上許容しないだろう


 だからと云って地球は人の云うところの神ではない

 青い空が好き

 青い空が好きだからといって
 夏の空が好きとは限らない
 夏は好きではない
 好きな季節は春と秋
 夏と冬は好きではない
 多くの人がそうなのだろう
 だと、わたしもその内の一人なのだろう
 でも夏か冬のどちらかが好きだという人も多くいるだろう
 人、其々
 それで何かが解る訳でもない
 それで何かが変わる訳でもない
 他人は他人、わたしはわたし
 わたしが社会と関わろうとしているのか
 社会がわたしと関わろうとしているのか
 
 
 わたしは青い空が好きなだけ

  自 滅

熱き夏が燦々と
暑いと云うよりは熱い
そう夏だ、真夏だ
世界が、否地球が暑い熱い
もう手遅れなのだろうか
わたしら一般庶民は諦めるしかないが
権力者どもは早く逃げ出した方がいい
地底奥底深くのシェルターか
地球外へか
権力者どもよ早くした方がいいよ
間に合う内に