想ひ火

寺本祥生の世界

 雨 音

 雨が  ポツリ、ポツリ
 ポツリ、ポツリ、ポツリ
 夜中になって
 雨が  ポツリ、ポツリ
 ポツリ、ポツリ、ポツリ
 地面を叩き始め
 天気予報どうりに
 雨が降りだした
 寝付いた矢先の静けさの中で
 雨音が ポツリ、ポツリ
 ポツリ、ポツリ、ポツリ
 夢の中にまで入り込むで
 夢の中でポツリ、ポツリ
 ポツリ、ポツリ、ポツリ

 今年の梅雨

五月の早い梅雨走り
加えての台風の親分が駆けつけての応援とは
益々活発化するだろう梅雨前線
( ああ、どうなる事やら )
かと云って早い梅雨明けとも思えない
途中で一休みして
夏が来たような日々が幾日も有り
蒸し暑い日々も続いて
早くても七月中旬、遅ければ七月末の梅雨明けか?
近頃は何とも予想しづらい自然現象だ
之も温暖化の影響なのだろう
仕方ない事なのだろうか?
このような地球環境に、したのは人なのだ、それも特権階級等の極一部の人間だ
そして迷惑しているのは何の力も持たない普通のひと、普通に暮らしているひとなのだ

 人も生命の一つ ?

 五月、五月は生命溢れる頃
 
 生命為す緑
 敵対する人の波
 全てが自従の思ひの侭になると考える自尊心を持つものが人
 加えて同じ人族の中にも持ち込む差別心が在るものが人
 何とも、屑な生命だ


 悔い改めよ
 他の生命の為に
 人は生命の敵



 神の贈りもの足る生命
 生命は全てが光為すもの