想ひ火

寺本祥生の世界

朝雲が太陽の光を浴びて


   薄く灰白色に塗り潰された早朝の空に


   朝焼けの色付きで描かれた雲は


   微妙な色合いの美しさを漂わせる画となって


   目を潤わせてくれる


   その一方で
   
   白黒の色を失っていた雲が


   朝の光を浴びて色付きとなり


   更に時間が経ち昇る太陽の光を真面に浴びると


   光り輝く眩しさを放ち始め


   際立つ光の模様が眼を眩ませてしまう

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