祈り
今日と云う一日が 昨日を引摺り 明日に惑ふ 日々の移り変わりに己を晒し 遠い明日の光に纏わり付く 主の加護の元に在れ
逢引
夢に恋しや 月夜の逢引たらむ 手に手を取る二つの影が 水面( みなも )に揺れて
時の移り
あなたは明日に居るのだから 昨日にあなたを求めてはいけないのだと そう思って明日を見ようとしているけれど 費やされた時は幾年月にもなろうもの 遠い明日は何処までも遠く 明日が昨日になってしまいそう