想ひ火

寺本祥生の世界

2018年5月のブログ記事

  • ゆくはる くるなつ

       くるはるは まちどうしく    いちにちいちにちを くびをながくしてまっている    と、おもうまに はるはとおりすぎてゆく    めぶき そだち はなをつけるみどりなるいのちは    むしの きをひこうと    あるいは おのれのしそんはんえいのために    あでやかなはなをひらき つぎな... 続きをみる

  • 滅びゆくもの

       雨が降っている    今朝は朝から雨が降っている    生命溢るるみどりの世界が    今、此の時をして地上に現れている    又、地上に溢れむばかりの人も生きている    そんな世界の傍らで 滅びゆく生命の種も増えている    地上には生命が溢れているにもかかわらず    滅びゆく生命が、... 続きをみる

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  • 残り火 (想ひ火より)

           君がわたしに希に便りをくれる    想ひ火に照らし出された影絵のような    何故か もうこの世のものではない気もするが        残り火が燻っているのなら    わたしの想ひに    胸の片隅に置き去りにした想ひに火をつけておくれ    千年の想ひに託して

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  •   回る生命

       春に芽吹いた若緑の装いを身に纏った生命は    此の時期の暖かい雨と湿気に    回る季節を感じ取り    その喜びに促され    己の生命の成育に    己の持つ生命のenergyの多くを注ぎ込む    そんな緑の繁茂を terraと伴に見守ろう

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