想ひ火

寺本祥生の世界

悠 久

寺本祥生

 あなたと伴に在りたい我が名を


 あなたに与えむと覚えども


 浅き生命の糧に他ならず


 唯 覚ゆるは


 いにしへからの想ひ故

 あなたが居て

寺本祥生

 あなたがわたしにくれたもの


  それはあなたの温もり


   わたしと伴に在るあなたの温もり


    わたしはそれだけで良い

ツクツクボウシ

寺本祥生

 ツクツクボウシ ツクツクボウシ

 ツクツクボウシ ツクツクボウシ

 ツツクリツツクリヨーシツツクリヨーシ


 ツクツクボウシが鳴いている

 夏、真っ盛りの煩さとは違って

 暑さの中に一息吐くかのような

 とは云え、今日も又一日真夏日だと云うのに

 ツクツクボウシが鳴いている

 

 ツクツクボウシ ツクツクボウシ

 ツクツクボウシ ツクツクボウシ

 ツツクリツツクリヨウーシツツクリヨーシ


 明日も又一日、真夏の暑さだろうに

 それでもツクツクボウシは鳴いている

 鳴く事で多少の変化も有るのだろう

 ツクツクボウシが鳴いている