終 末
西の空の際が明るく 遠くの山々の陰をくっきりと照らし出し その手前の空には折り重なった雲が厚みを増しているかのような そんな厚い雲々の切れ間から 天使の梯子が幾本も幾本も放射状に拡がっていた どれだけの天使達が降りて来るのだろう 降りてきたら何をするのだろう 神の啓... 続きをみる
朝日のなかに
朝ぼらけ 霞むやまかげ 遠くにありて 通り抜ける間近の山越しに 紅く染まる陽光とて 立ち昇らむ 加えるも 木々の切れ間に 燃ゆるが如くの真ん丸な太陽が おはよう、と顔を出すならば ほんの少しだけ残っていた眠気も ... 続きをみる
心模様
黒くて厚い雲が真昼を 薄暗くどんよりとした表情に押し代えて 湿気を含むだ熱い空気の塊が 吹き始めた風に転がされている 雨が何時降り出してもおかしくないような空模様 朝からの天気予報での 天気の急激な変化 突然の強い雨 今日 心が重くなっている
夕暮れどき
雨空下の夕暮れどき 何時もより早く暗くなりそう 暗くなる前にもうひと仕事と手を働かし 大きく深呼吸をしてみたよ