怒 り
お天道様は毎日東の空から上り西の空へと沈むでゆく 地球の自転なぞ知った事ではない 久し振りの曇日だから 気温が低くならないのかと お天道様に恨み言を零してみたものの お天道様は知らむ振り 加えて吹き通る風さえも 熱風とまでは云わないが 息苦しさを感じる程の暑さにて いったい地球はどうなっているのだ... 続きをみる
暑さが増してます
ジーーーーー、ーーーーー、ーーーーー ジーーーーー、ーーーーー、ーーーーー 鳴き止まぬ蝉に 暑いよ、と 聲を掛けども応ふるは無く 噎せ返る程の暑さにて 地面にひっくり返る蝉を疾うに知る きっと明日も暑いだろ... 続きをみる
時を越えて
色褪せた心が ほんの少しだけ精気を取り戻し 心の片隅に秘めた想ひを呼び起こさば 想ひの丈を文に綴りて 時の郵便屋に心託さむ
想 ひ
ひとの成り立ちは煩悩に在る どれだけ高い志を持とうとも 煩悩は其の心に生まれ 其の心を取り殺そうとする 凡人はみな其の餌食となって 露と消えてゆく 其れがひとなのかもしれない わたしはあなたの心がきれいだと思えるから わたし... 続きをみる