未 来
我が子の親に成りたる姿かな 春の陽の温もりの内に 健やかなれ
風 鈴
チリンチリン チリンチリン チリンチリン チリンチリン 軒先に吊るした風鈴が良い音色で鳴いている 何処で聞いたか覚えてもいないけれど 冬の風鈴の音色は寂しいと・・・ 前に住んで居た家に置きっ放しになっていた風鈴を 寂しいだろうと持ってきてしまった 銅製だからとても音色が良い それもあって持... 続きをみる
あなた
あなたの暖かい大切な言の葉を わたしの記憶のノートに一枚一枚丁寧に綴り込むでいます あなたの想ひ出と伴に 何時かは居なくなってしまうあなた 其れだけがわたしは恐いのです 出来れば何時までも伴に居たいと わたしはそんなことを何時も考えています
冬です
雪虫がチラチラと北風に乗って翔むできた 冬の寒さも強まったり緩まったり 一進一退を繰り返し冬が続いている 春はもうすぐ先の事と云われても、その実感が湧いてこない でもやがては春は来るのだろう 否、春を飛ばして夏が姿をちらつかせてくるのだろうか 春が一瞬でもその姿を表に現すのなら それが今では当たり... 続きをみる