想ひ火

寺本祥生の世界

2020年4月のブログ記事

  •     木香薔薇

         庭の木香薔薇が咲いたよ      沢山の蕾が次から次へと開いて沢山の花を咲かせて      小さな沢山の花が全身を包み込むで      眩しいくらいに太陽の光を照り返し      ひとつの塊になって      ひとつの黄色い花が出来上がる      柔らかな優しさに溢れつつ      加... 続きをみる

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  •   同 化

       青い空が綺麗で眩しくて    雨上がりの空は 何時もの濁った青空ではなく    とても綺麗な輝く青色の空    そんな透明な輝く青い空をじっと見ていたら    青い空の奥の奥へと吸ひ込まれたしまう    わたしの全てが空の青い色に染まって    周りの青い空の中にわたしが拡がって    わた... 続きをみる

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  • 日々の徒然に ( 想ひ火より )

         想ひ火からの言の葉を綴りて過ごさむ      吾は其の炎の中にて時を経よう      吾が想ひ火は千年の時を経ても      猶 吾が身を焦がさむ      吾が魂が灰と為り      土埃の一塵と為る迄

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  • 神の恵みと伴に

       花越しの太陽が    薄雲を透し光と輝きを拡散する    大地に齎された陽光が    全てを包み込み朝を祝福する    春の朝に神の御加護がありますように     大地に育む全ての生命が     朝日に包まれ     神の祝福を己のものとせむ

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  •    夢の中に ( 想ひ火より )

       夢の中であなたを見付けた    あまりに時が経ち過ぎて    わたしの中のあの頃の焦がすような想ひ火も立ち消えていた            夢の中のあなたもわたしも    然も当たり前であるかのように会話を交わしている    ああ、もうこんな時期なのだと云う事にも気付かぬまま    わたしは... 続きをみる

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