想ひ火

寺本祥生の世界

2019年8月のブログ記事

  •  天 と 地

    沢山の雨粒が大地に叩きつけられ 砕け散った雨粒、水が地表を埋め尽くそうとする 大地はこの雨を降らす天の企みに気付いているのだろう 己が体内に滲みこませ取り込むだ水を浄化し 己がものにしてしまう すると天も心得たもので 時にはそんな大地に仕返しをするのだ 己が力をもっと大きくしようと 温められた南の... 続きをみる

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  • 長い夏

       夏が今日はとわたしに会いに来たのは     何時だっただろうか    いまはもう夏も峠を越えて残暑もまだまだの中     否、まだ夏だと云うのに    そろそろと忍び足で秋が近づこうとする    秋は其の司る時間が年々短くなっている    春も同じで四季そのものが二季に変化し始めている   ... 続きをみる

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  •    原 罪

       あなたがわたしの十字架ならば    わたしは進むで其の十字架を背負うだろう    それでわたしの罪が許されるとも思わないが    加えて、日々人としての罪を犯しているのだから    あなたという十字架があるのなら    あなたという十字架を喜むで背負うとしよう    わたしは苦しみを我がもの... 続きをみる

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  •  成り行き

       七月は梅雨が半ば過ぎても開けず    何時までも六月からの梅雨の続きだと思っていた    ようようの梅雨明けとなり    気付けば八月も七日    毎日が記録的な酷暑    加えて立て続きに幾つもの台風が湧き上がり    近辺をうろうろとしている    世界中でも続々と異変が起こっている  ... 続きをみる

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