繰り言

　　　　　年の暮れ 　　　　　明けての新年 　　　　　人の世の慣いにて 　　　　　わたしも人為りと思いつつ 　　　　　人の為りに留まるよう心掛け 　　　　　他人（ひと）との関わりを持つようにして生きていくのだろうか

想ひ火

                                               　　　千年の想ひを溜めつつ　現在( いま ) を翔ぶ 　　　　　　千年の想ひを溜めつつ　現在を流るる 　　 　　　　　　　　　 　　　　　　　　　千年の想ひを溜めつつ　現在に溺るる 　　　　　　　　現在が... 続きをみる

安らぎ

　　　あなたと一緒に居たいから 　　　あなたと同じ道を歩みたい 　　　あなたの身も心も愛したい 　　　あなたの全てをわたしのものとしたいと思うのは 　　　わたしの驕りだろうか 　　　否、わたしのものとするのではなく 　　　あなたに同化してあなたの中に溶け込むで 　　　全てをあなたと伴に共有したいと... 続きをみる

　冬　の　空

　　　冬が日常を形作り 　　　外では喜び暴れまわる風小僧達が大手を振っている 　　　雲の流れも急激で 　　　くるくると変化する空模様が目まぐるしい 　　　閉ざされていた空が突然開いて強い陽射しを落とし 　　　暫く青空を広げていたかと思うと 　　　何時の間にか雲が現れ、空を覆い尽くし陽射しを閉ざして... 続きをみる

　　追　憶

　　　　　 　　　　　夢々ならぬ想ひ火に焦がされて 　　　　　　地獄の底にまで追ひ詰められようとは 　　　　　　　自従燃やす想ひ火故の業なり也