秋空は高く 天の陽射しはまだまだ強く であれば、風の通しを望むれど其れも無く 秋なのか夏なのか わたしの中ではっきりせずごちゃごちゃと入り混じっている だからと云って、それで何か有る訳でもなく 日々何事もなく暮らしの中に甘むじている
秋空は高く 天の陽射しはまだまだ強く であれば、風の通しを望むれど其れも無く 秋なのか夏なのか わたしの中ではっきりせずごちゃごちゃと入り混じっている だからと云って、それで何か有る訳でもなく 日々何事もなく暮らしの中に甘むじている
秋在りての悦びか 瞬時成りとも秋は在ると 然れば生命の廻りは種に在るとして 個の生命の悦びは其の一時に在ると也
想ゑばこそのあなた故 我が想ひの底に在りし焦げた想ひのカス 我は煉獄の炎に焼かれむ 時の流れこそ失き想ひの炎故と覚ゆも其の限りとて 此の我身、永久に煉獄の炎に焼かれむも然も在りなむ
紅く燃ゆる山肌は 里の村娘に恋する山神の 想ひ為る也