想ひ火

寺本祥生の世界

  柵


   陽の影、長く伸びる夕暮れ時


   寒さも一段と増してゆく


   灯りもストーブも点けず蒲団に包まりて


   寒さを紛らわさむと、ちびちびと酒に溺れての独り身は幻か

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