想ひ火

寺本祥生の世界

   気怠い朝


   朝昇る太陽の暖かさが
    優しく全身を包み込むでくれた


   今朝の寒さを和らげてくれた太陽が
    少し前のあの暑かっただけの太陽と同じものだとは思えない


   太陽に少しだけ親しみを覚えるのもこの時季だからだろう
    
   仄々とした感傷を持つ中で眠気がわたしを誘ってくる


   朝からこんな気分ではまずいだろうに

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