想ひ火

寺本祥生の世界

秋を探そうと


   日暮るる冬空に、秋の端くれを探そうと


    時の流れに逆ろうての逢ケ坂


     昨夜の荒れし風雨の残余と化すは


      公孫樹とて、其の限りに在らず也

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