想ひ火

寺本祥生の世界

 夏空のくせに


 暫らく振りの陽光は


 夏の陽射しにしては、それ程に強くもなく


  かといって弱々しくもなく、太陽は照り輝いている


 
 雲々は風の誘ひに乗って、何処ぞに消え行き


 晴々とした青空が、透き通った天空に大きく拡がっていた

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