想ひ火

寺本祥生の世界

ルンルン


   風が通り過ぎるのを待っていたら


   そんな中にルンルンが混じり込むでいるのを見つけた


   ルンルンがわたしを見て


   小さくその手らしきものを


   わたしに向かって振っているかのように見えたから


   わたしは自然とルンルンに笑みを返していた


   
   ああ、ルンルンも仲間と伴に


   冬を演出しているのだなあ



   ルンルン、頑張れ


   何時かは独立した風となって


   その立派な姿をわたしに見せておくれ

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