想ひ火

寺本祥生の世界

terra に栄光を

 夏、夏が来た
 早くも夏がやって来た
 しかも表面(おもてづら)が酷暑ときた
 生命する緑もさぞ辛かろうに
 只、降る雨も多い事が生命する緑には救いとなっているのだろう




 生命する terra の表皮に巣食う無数の生命達
 余りに増殖し過ぎた生命に困った terra は
 少しだけ terra の環境に変化を加え
 巣食う無数の生命を減らす事にした

   なみだ


   わがせなに


    おもひとどまるひまもなく


     ここぞばかりとついせめやらむ


      なけばなくほどとどのつまりとて


       なみださえかれはてなきやまむ

青い空

五月の青い空
晴れ上がった青い空
そう、五月の空は此の青が似合っている
色々な意味で似合っている
清々しくて良い
商品に例えるのもおかしいが良品だ
売れ筋良品だ
わたしも一つ買っておきたいぐらいだ
が、そうもいかない
売り物ではないからだ
取り敢えず此の青い空を堪能するとしよう