想ひ火

寺本祥生の世界

   冬












冬の之厳しい寒さの中、世界が大きく動いている。
世界の其々の民族の思惑が蠢いている。
、と言うよりも其々の野望が其々の勢力下に在る力を使って、
世界を動かそうとしている。( 自分の思うようにしようとしている )
ならば、いっその事世界を二分割にしてしまえばいい。
過去の冷戦時代に戻ってしまえばいい。
人類に発展は失い。
一触即発の状態を造り出して滅むでしまえばいい。
其れが人類の進む道であったとしても、其れでいいではないか。
そう言う運命なのだろう。



日本も一刻も早く、其の状態に対応した力を持たなければ、どうしようもないだろう。
何時までも話し合いでは時は待ってはくれない。
否、もう遅すぎる。
其れが現実なのだろう。


                              祥生

  太陽の子


   風塞ぐ野辺に


   鎮座まします蒲公英さんも


   日除けやで、と


   云わむばかりの杉菜の被さり様に


   漏らした苦笑い

 春よ来い


   春よ来い
   春よ来い
   わたしの処に春よ来い
   わたしは春が好き
   とても春が好き
   春と連れ添いたいくらいに春が好き
   冬が嫌いな訳ではないけれど
   冬が苦手な訳でもないけれど
   只、春が好き
   花が、いっぱい咲いて、咲いて
   そう、花がいっぱい咲いて
   春、之言葉の響きが好き
   わたしの中で木霊する
   わたしの中で春が共振する
   わたしの中に春を囲いたい
   わたしは春に成りたい
   わたしが春に成りたい