想ひ火の新着ブログ記事
-
-
わがくれの なまにしての そのきみは とわのみのうえぞ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
亡びゆく世界 亡びの始まり ひと族は未熟ながらも 光在る生き物と考えていたのだが 亡びの始まりを見た上では 光は見せかけで、本来は闇に住み着く住存在だったのだろう
-
-
-
-
桜、桜 桜咲く里に 朝日が射して 川面に上る もやとて流れ 朝日は砕け 散りゆかむ
-
桜が咲いている 桜が咲いている あの山里にも桜が咲いていた あなたが居なくなっても咲き続けるだろう わたしが居なくなっても咲き続けるだろう 桜の木が失くなるまで咲き続けるだろう 何本も、何十本も、何百本も あの山里には桜の花が咲いていた
-
春は突然にやって来た。 春の兆しはあったものの気付かぬまま、 冬の寒さに身を晒していたのだろう。 そして突然、春らしさが周りに溢れている。 あまりの突然さに嬉しさもままならず、 戸惑うばかりで春を受け止めるのが精一杯。 とは云うものの、春は春。 カレンダーも三月の中旬なのだから、 ... 続きをみる
-
-
-
-
-
風塞ぐ野辺に 鎮座まします蒲公英さんも 日除けやで、と 云わむばかりの杉菜の被さり様に 漏らした苦笑い
-
-
-
-
寒気の塊りが重なり合って 大きな一つと成って大地に陣取ってしまった 地上のあらゆるものが其の冷気に触れて冷たく固まってしまう 雪女が舞い踊り起こした冷風なのか 雪男が冷風扇で扇ぐ冷気なのか 雪達磨大王が発射した冷凍光線なのか 其れは定かではない
-
大地に拡がった寒気が 大きく膨らむで 大陸を包み込み 海を覆う様に閉じ込めてしまい 途中の島々を一息に呑み込み 日本列島を喰らい尽くしてしまう これで日本列島は真冬の完成と成る この真冬の強さは寒気の強度にも依るが 今回の寒気も 其れ程引けは取らないだろう
-
漸くの仕事上がりの今日 初春早々からの仕事始めに 縁起が良いのか 運が悪いのか 人並みの正月が今日まで送れず運が悪いと感じるのか 正月早々からの仕事だから縁起が良いと感じるのか 在るが儘 然在るが儘に 生きて往こう
-
雪の朝 白き世界に 加えての ひとが作り出す大騒動も一劇也 日々の暮らしも辛かろう 余とて 其のひとりと苦笑う
-
-
寒空に かぁー、かぁー、かぁーと鴉鳴き 俺はもう起きたぞ、おまえも早く起きろ 、と催促する 何をそんなに張り切っているのやら わたしは、もう少し蒲団で温もりたい
-
-
久方にすれ違う二人の想ひを埋めようと 荒るる冬空に秋為る覚ゑを求めむ也 其は想ふ二人にして 冬の野辺に陽を求めむ
-
日暮るる冬空に、秋の端くれを探そうと 時の流れに逆ろうての逢ケ坂 昨夜の荒れし風雨の残余と化すは 公孫樹とて、其の限りに在らず也
-
-
枯葉は風に転がされ 庭の片隅に追いやられ 水と伴に土に戻っていった わたしも そんなものなのかもしれない 違うところは風ではなく、箒で掃かれてしまったようだ そのくらいの暖味な表現は許されるだろう そして土に戻ったのでもなく ただ単に消えてしまうの... 続きをみる
-
-
-
冬日を控えての暮れ行く秋の午後 時の流れも、せかせかと早いのやら ぐだぐだともたついているのやら 出来れば、ゆくりゆくりと流れていて欲しいもの 今日も今日とて、我が身の狭さに心を病むでいる 加えて秋が進む中、一時に冬が訪れ 一時に秋を取り戻す ... 続きをみる
-
君が霊( たま )に 吾 想ひ火を語りせば 長月の東空( そら )に浮かぶ雲も 暁に染まらむ
-
カメムシは一般的には人に嫌われているようだ 洗濯物、白系の洗濯物を取り込むとよくくっついているのでわたしも嫌いだ 近頃は部屋干ししているので見掛けなかったのだが 昨日、何気なく玄関の白い壁を見た 何やら緑色の物体がくっついている あれっ、と思って近づいてよく見たら 見事な緑色のカメムシだった わぁ... 続きをみる
-
-
-
夏に疲れた庭に 小さく咲いた 海堂の花一輪
-
石ころがコロッと道に転がって 俺は大地にしっかり居座ってやると たいそうな大見得を切って居た そこへ一匹の蟻がトコトコっとやって来て 石ころの周りを一回り そして石ころの上に登って一休み 石ころ 「 おいこら、其処の蟻、俺様の上に登るんじゃない。」 蟻 「 あら、誰かと思ったら... 続きをみる
-
のほほんと秋の風情を過ごす中 日差しが暑いと日影に逃げ込むで 一見の秋を楽しむ そんな一時の静けさの中 晴れ渡った青い空に浮かぶ白い雲々 忍び寄るは台風の亡霊か 用心召されよ、皆の衆 何処の誰が企むでいるのやら
-
想ひ火を滾らすは 君ぞこそ 今も遠くの遠くの遠くに 在りにける
-
暑い暑い、ただただ暑い この暑さが熱いではないのがまだ救われているのだろう この暑さ真っ盛りの中、夏が過ぎていく 秋が夏と冬の間から姿を消し去ろうとし 春が季節との関係性を断とうとする 全てが神様の思し召しと云うよりは 人類からの地球への仕打ちとしか思いよ... 続きをみる
-
-
-
おしくらまんじゅう 押されて泣くな あんまり押すと あんこが出るぞ あんこが出たら つまんでなめろ ( 参考 ) 南の高気圧と北の高気圧との おしくらまんじゅう 今年はどっちが勝つのやら どうやら今年は北の勝ち 南の高気圧は弱虫... 続きをみる
-
切なくて 切なくて あまりに切なくて 小さく小さく心が萎むでしまいそう 何が何だか解らないまま ただ、妙に何故だか切なくてしょうがない 忘れようにも押し寄せる切なさに、今にも押し潰されてしまいそう
-
風の眼の視線の其の先に在るものは 小さき島を跳び越えて 遥かなる大陸の奥の奥の奥の院 たとえ力届くその前に力尽きようと 遠き南の海の空に浮かぶ雲の夢 叶えようと試みる 幾つもの幾つもの雲が試みる
-
-
夏の空 太陽が思う侭に力を増し 青空も其の輝きを増し 神々しい程に光に満ち溢れ 地上の生き物の事など我関せずに 光の帝国を造りあげている
-
-
想ひ出を重ね貼るように あなたの想ひ出をわたしの想ひ出に重ね合わせ あなたを想ひ出の籠の中に閉じ込めてしまう だからといって、わたしの心が晴れる訳ではない あなたは此処に居ないのだから 遠い明日を、あなたとわたしの二人で望んだ筈なのに 現在(いま)あなたは... 続きをみる
-
-
-
天の切れ目からもくもくと黒雲が湧き出て 天いっぱいに拡がった雲が大地に降りてくる 緑の周りを取り囲むだ雲が緑に湿り気を与え 緑をより緑々しく育てる助けとなった 光は緑に生命の種を与え 光の国の使者とした
-
初夏の緑の若々しさが 今年も又大地を包み込むでいく 生き生きとした若い緑がとても美味しそう 色々な生きものが群がってくる そんな緑は生命の印 やっぱり今年も緑の大魔王様は現れた
-
あな恋し わが妹のあつき想ひこそ とほい時の底に埋もれし日々 いまこの時ぞと わが想ひの丈を時に込めん也
-
曇り空から雲が下りてきて 優しくわたしを包むでくれる 得られなかった安らぎがわたしのものとなり わたしはその温もりの中で わたしで在る事を止めようと決めた わたしがこの眠りから目覚めるまでに
-
-
-
さわたりの おさなきゆめの はなあそび ちょうとともにとびゆかむ
-
-
-
-
-
散る花に埋もるるか 溢れむばかりの情け心也 絆さるる温き膚
-
春うらら ゆらゆらと時と伴に流れ行く 花の想ひに絆さるる水面に浮かぶ涙の雫
-
朧月夜の花の宴 幽かに浮かびくる艶姿 二つ、三つと散る花の雫も狂ほしく
-
ひとの思ひは想ひにこそ在りと とおき日の想ひの火の炎がチロチロと 心の奥底の片隅に置きし暖炉を焦がし続けている 炎は消えることなく何時までも何時までもチロチロと とおいとおい 昔のものがたり ひとつの想ひの 造りごと
-
サラダボウルに山盛りの 太陽の恵みをいっぱい受けた 大きくクシャクシャっとした柔らかそうな 瑞々しくて緑々しくて マヨネーズ付けて食べたらとても美味しそう なんて思わない 嫌いではないけれど そんなに沢山は食べられない
-
-
古の頃よりの想ひ火故のわたしに在りて 交差する想ひ火の具現化に ほんの一時の心の迷ひと思えど 其の時々の生命の光を浴びてこその火種為り 永き生命故の想ひ火に在れば 再び会ふであろう貴女に恥じぬように 生命の火種を継続させゆかむ 我は想... 続きをみる
-
わたしは 人形 飾台の上に飾られた人形ではなく ベッドの上にポンと置かれた人形 わたしの持ち主を紛らわすもの でも一応大事にはされていると思うから・・・ 傍らに誰も居ない事の方が多いけれど わたしの持ち主には わたしがわたしで在る事を気付かれないようにしている 誰も居ない部屋の... 続きをみる
-
想ひ火を言の葉に寄せての飾り事と 妹が背に消ゆる雪ん子等への贈りもの 舞い散る華の雪もあはれ為り
-
二人して蒲団に包まる温もりは 一時の生命の微睡みと 一夜の夢に彷徨うも おもしろきと也
-
陽の影、長く伸びる夕暮れ時 寒さも一段と増してゆく 灯りもストーブも点けず蒲団に包まりて 寒さを紛らわさむと、ちびちびと酒に溺れての独り身は幻か
-
真冬の最中の一休み 陽溜まりの温もりが一息つかせてくれる なんてこともなく 冷たさが緩むだ冬の風とはいえ そんな風の強さが体温を奪っていく 冬はまだまだ続くのだから
-
人為る時と空間の限りの短さを あなたと同じ道を歩む儚さに覚ゆるも、時既に遅く 道筋はもう其処に終わらむとする 二人して其の現在( いま )の時に微睡む也 冬日の風花舞う 散歩道
-
こんこんと深まる静かさに 月の雫が滴りて 凍てつく大気を時に重ねるも 月夜に降り注ぐ銀の槍と化す
-
-
震える大気の体中を 荒れ狂う強風が縦横無尽に走り抜け 凍える大地が其の表皮を固く閉ざしてしまう 時折、顔を見せる太陽の光も弱々しく 遠くから見守っているだけのように思えてしまう そんな年の瀬が眼前で繰り広げられているのだ
-
-
-
-
-
吾が妹の乳房に手を当て濡れば 想ひこそ溶け交わる 時の流れかな
-
-
想ひもたけぬ吾が妹の乳房に 昨日迄の繰言に手向かいて 明日を散りばめむ
-
吾が妹の手を 懐に仕舞い込み 夢現に 今日をも過ごさむ
-
-
-
-
-
わたしがあなたをえらび あなたがわたしをえらむだのだから あなたとともに生き あなたとともに死ぬ あなたとわたしの想ひがここにあるのだから そのくらいのわがままはゆるされるだろうに
-
今にも吸い込まれてしまいそうな澄むだ青い空 そんな青い空に響き渡る聲なき生命の叫び 其処ではひとと云う存在は許されない すべての生命の集約としての光が虚空に吸い込まれていく ひとも生命の一欠片としての対価を払うのだろう
-
君が霊(たま)に我想ひの火を語りせば (そら) 長月の東の空に浮かぶ雲も 暁に染まらむ
-
チュチュチュチュ チュチュチュン チチチチ チュチュン チュンチュチュチュチュン チュンチュンチュン チュンチュン チチチチチュン チュンチュンチュン チュンチュチュチュチチチチ チュチュン チュチュチュチュ チュチュチュチュ チュン... 続きをみる
-
あなた あなた あなたはわたしに生命をくれた わたしはあなたに報いなければいけない 遥か遠い昔 あなたとわたしは出会い あなたはわたしにわたしをくれた そして沢山の時が経った、現在(イマ) あなたとわたしが再び出会ってみると あなたは過... 続きをみる
-
わたし わたしはあなた あなたはわたし わたしなのだから あなたの生命が 尽きる時 わたしも 又 生命尽きるだろう
-
熱署が残る秋の始まり とは言え 夏は終わったのだろうか 日暮らす身の独り言 世間の騒々しさも疎ましく あまりの政治の酷さに呆れ返るばかりなり
-
碧い空が天から大地に降り注ぎ 天と地の境目が混沌とする時 地上に生命する人類は 地上に生命する人類以外のもの達の代償として 地上より消滅させられるだろう そして terraは又 地上に生命するものを散らばめて賛美するだろう
-
遠い昔、遠い昔 わたしは猿だった 誰もの先祖の先祖がそうだったように ( 今の猿ではない、単に猿と表現したに過ぎない ) そして、時が経って 今、現在も時々猿に戻ってしまう わたしなんてそんなもの 人なんてそんなもの
-